2009年12月 4日
世界の海苔
海苔は日本のほか、中国、韓国、イギリス、ニュージーランドで養殖もされている。一時はアメリカでも養殖されていたようである。
イギリス品種であるLaverは、イギリスのウェールズ南部地方で古くから食用にされている。Laverを茹でてペースト状にしたものがLaverbreadと呼ばれる物で、そのままパンに塗ったり、油で揚げるなどして食べられている。Laverbreadは日本で言う「珍味」の類であり、同じウェールズでも北部山岳地方ではその存在を知らない人も多く、現地でも決してポピュラーな食べ物ではない。
海苔の大消費地である日本は輸入枠を割り当て制にしており、従来は韓国にのみに輸入枠が割り当てられていたが、2003年に中国から輸入枠の割り当て申請があり、自国の輸入枠減少を恐れた韓国が日本の海苔市場の自由化を要求、2004年、最終的にWTOへ協定違反として提訴している。日本における水産物輸入枠割当制度は他国にない制度であり、WTOの紛争処理小委員会(パネル)が「クロ」と裁定する可能性は高く、海苔で敗訴すれば他の水産物輸入枠割当制への影響は必至と見られたために、日本は韓国への海苔輸入枠割当を大幅に増やすことで妥協を図った結果、韓国は2006年1月に提訴を取り下げた。韓国からの海苔の輸入枠は2015年までに順次増えてゆき、最終的には2004年の5倍、市場占有率にして7倍までに拡大されることになった。しかしながら世界的なすしブームや国内需要の増勢の結果、近年の対日輸出実績は割り当て枠を下回る状態となっている。
朝鮮半島における海苔については韓国海苔を参照。
中国では1990年代ころから養殖が始まり、江蘇省や山東省が主な産地となっている。味付け海苔、スナック菓子、コンビニエンスストアのおにぎり等に利用されており、海苔の生産量、消費量ともに増加してきている。しかし輸入枠の割り当ては行われているものの、値段や品質などの問題もあり、日本へはほとんど輸出されていない一方で、「スシ」などの日本食ブームの影響もあり、日本以外の世界各国へ輸出されている。このため2005年から始まった対日輸出は現在実質的に停止状態にある。
日本の海苔産地
海苔の主な産地は宮城県、千葉県、愛知県、兵庫県の播磨灘沿岸、香川県の島嶼部(小豆島、直島など)、そして福岡県、佐賀県、熊本県の有明海沿岸が主産地となっている。中でも有明海沿岸の三県で生産量の40%強を占める一大産地となっており、贈答向けの高級品も多く生産されている。また、この有明海沿岸は諫早湾干拓問題で大きく揺れた地域であり、事業開始直後は水質の汚濁などによって海苔の生産量や品質に大きく影響を与え、とりわけ長崎県の産地は壊滅的打撃を受けた。他に中四国の岡山県、広島県、徳島県などでも海苔養殖が行われている。
『ウィキペディア(Wikipedia)』引用
海苔は意外と海外でも食べられているんですね。
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